どんな商品でも、使ってみることによって、初めてわかること・感じられる要素ってあるものですよね。特に寝具(マットレス)は、人それぞれで感じ方が違う傾向がありますので、使用してから気が付くことも多々あったりするものです。
とはいえ、あまりマットレスの口コミ情報ばかりを見るのも、失敗の基となることも。
「感覚的な口コミ」は、あまり当てにならない(他人には当てはまらない)ことが多いものです。
目次
普通の敷布団から高反発マットレスに替えてから気が付いたこと。
私は、身長が”180cm”ということもあり、どちらかというと硬いといいますか・・「しっかり感」が感じられる敷布団・マットレスの方が好みだったんですね。
あんまり、”柔らか”で”クッション性”を感じるものだと、睡眠中に体全体的に痛みを感じてしまうからです。(睡眠中、身体に力が入った状態が多くなるからなんですね)
さらに、”ベッド”だと、意識していなくとも、睡眠中に体がどうしても”窮屈感”を感じてしまうようで、こちらも体に力が入る原因となってしまうのです。ですから、「ベッドは不使用」。床(畳床)に敷布団・マットレスを敷いて活用しています。
で・・・数年前までは、”敷布団(一般的な)”を使用していました。普通の敷布団はクッション性は無く、しっかり感を感じるものですからね。
ただ・・。敷布団の場合、2.3年も使用していると「硬さ」が強まってきてしまいます。どうしても、敷布団が圧縮されてくるからなんですね。これは、致し方のないことなのですが、尾てい骨周辺など睡眠中局所的に痛みを感じることが多くなっていました。
「圧迫痛」ですね。
ゆえに、もともと興味のあった”高反発マットレス(私は、モットンという高反発マットレスを購入しました。)”へ買い替えをすることといたしました。余裕を持って大き目のダブルサイズを利用しています。
実際に高反発マットレスを使用してみてから感じた”3つのメリット”
まあ、もともと仕事柄、「寝具・マットレス」の素材特性や機能性などに関しても、知識を蓄えていましたので、高反発マットレスの特性なども十分理解していたつもりでした。基本的には、「寝返りを促してくれる」「体の圧力(体重)を上手く分散してくれる」といった機能性がポイントとなっています。
ただ、それらの機能性の効果以外にも、実際に使い始めてから感じた・気が付いた利点(メリット)が3つほどあったんですね。まあ、些細なことではありますが、それでも、体験したことのある方にとっては、案外嬉しい要素となるものと思います。
*須磨話題の高反発マットレスに関してはこちらの高反発マットレスのランキングなどをご参考にしていただければと思います。
1)腰への負担が少なく、起き上がれること。
まず、なんといっても最初にお伝えしておきたいのが、「腰への負担が少なく、起き上がれる」ということです。
私は若かりし頃、いろいろスポーツをしてきたこともあり、各関節にも多々負担をかけてきていたんですね。ですから、日常的には、腰痛を感じているわけではないのですが・・
過去に何度か、朝、布団から起き上がるとき(上半身を起き上げるとき)に、”腰にピキッー”っと痛みが生じたことがあったのです。電気的な痛みといいますか、”これはマズイ”と思わせるような出来事なんですよね。
こういう出来事を経験してことのある人は案外多いのではないでしょうかね。
こんな体験が何度かあることから、朝、起床するときに「ちょっと怖さ」を感じるようになっているんです。いきなり、急いで起き上がるなんて・・とても怖くて出来ません(笑)。今では、すっかり、ゆっくりと慎重に起き上がるクセが付いています。
普通の敷布団を使用していたときは、特に起き上がるときに、どうしても体の力(筋力)を結構必要としていたんですよね。ゆえに、慎重にしていたつもりでも、たまに腰に痛みを感じることがあったのです。
で・・。高反発マットレス(私は高反発ウレタンフォーム仕様のマットレス)を使い始めてから、気が付いたのが、このマットレスの”高反発力”が起き上がるときにも、上手く作用してくれるということなんです。ちょっと反動をつけてあげると腰や背中に力があまり入ることなく、反発力で”すぅ~と”起き上がれるんですよね。
これは、現在使用している高反発マットレスが厚みのあるもの(使用しているモットンは、10cmもの厚みがあります。)であることが大きく作用しているように感じています。厚みが少ないと、起床時の補助には至らないからなんですね。(そこまでの反発力が生じない)
これは、朝、少々ビビリながら起き上がっていた(笑) 私にとっては、想定していなかった、と~ても、ありがたいこととなっています。
2)寝返り時の横向き寝姿勢が楽になりました。
二つ目が、寝返りした時の横向き寝姿勢が楽に感じられるようになったということです。
基本的に私は、主が”仰向け寝姿勢”なのですが、当然睡眠週に何度も寝返りをするわけで、横向き寝姿勢となるときもあるわけです。
で・・・昔通の敷布団を使用していた時は、寝返りをして、横向き寝姿勢となったときに、「肩周り・腕」などに強い圧迫感を感じることが多かったんですね。睡眠中にも、横向きとなったときに、肩や腕の圧迫感・痺れ感覚なとによって、中途覚醒してしまうことも、わりと頻繁にあったのです。
それが、現在の高反発マットレスを使用し始めたら、寝返り&横向き寝姿勢が楽に感じられるようになったのです。肩や腕がしびれてしまうこと&圧迫感を感じてしまうことがほとんど無くなったのです。
これも、高反発マッレスの”追随性”によってもたらされているものなんですね。しかも、やはりこちらも”マットレスの厚み”がとても重要なポイントとなっているものと感じています。マットレスの厚みがあるからこそ、横向き寝姿勢時に肩部位が上手く沈み込んでくれる(追随性)わけですから。厚みの少ない(7cm以下)高反発マットレスでは、この利点は無い(少ない)ものと考えています。
3)”枕の”調節の必要性!最初少し「腰部の沈み込み」に慣れる時間が必要かも?
普通の敷布団を使用していた人が高反発マットレスへと買い替えをしたときの注意点といいますか、心がけておくと良いと思うことがひとつあります。これも、実際に私が感じた出来事なんですけどね。
普通の敷布団は”硬く””クッション性”はありませんので、腰部が沈み込むことはないんですね。で・・そんな状況(睡眠姿勢)に慣れていましたので、最初、高反発マットレスを使用し始めたときに、「腰部の沈み込みに対して、少し違和感」を感じることがあったのです。
*高反発マットレスを使用しているのに、睡眠中の体の痛みを感じる方は?!(こちらの記事もご参考に)
腰部といいますか、実際には”臀部”が体のラインに沿う形で沈み込むわけです。この感覚に対して、ちょっと「反り腰」のような形となってしまうことがありまして、”腰部の違和感(緊張)”を感じることがあったんですね。
ただ、これは少し試行錯誤をしてみたところ、『枕の高さを調整』することで解消しました。
もともと、敷布団を使用していたときには、少し枕の高さが”低め”だったんですね。高反発マットレスを使用し始めてからも、同じ枕を使っていましたので、”低め”のままだったのですが、それが”反り腰”に繋がったようなんです。
ですから、枕も新調。もう少し”高さ”のあるものにしたところ、丁度上手いバランスとなったようで、反り腰が生じないようになりました。と・・同時に、高反発マットレスの沈み込み(臀部周辺)にも違和感が無くなり、逆に、心地よい状態と感じられるようになったのです。
マットレスを買い替えたときには、”枕”も調節することが大切なことを学んだ次第です。